メールの部屋

28歳の社会人の方のメール

N.Kさんからのメール

28歳の社会人さんからのメール

受信日:2001.03.21
初めておじゃましました。
私は28歳の社会人です。
普段、この系のサイトは1度もきたことがありません。ただなんとなくって感じで す。

私が体験したことをお話したいと思います。

わたしが19か20位のころ、(学生でした)
父が自営業(プレスといって型抜きのようなもの)を していたのでよくアルバイトを兼ねて手伝っていました。
父は以前、事故で人差し指の第一間接を切断して います。
当時は機械が大小2台あって、私が大きい方、 父が小さい方で行っていました。
ある日、私は奇妙な夢を見て夜中に目を覚ましました。 どのような夢かと言うと・ ・・・
・・・・それは二人が仕事をしている場面でした。
ん?・・・何か変だ。(でもこれは夢から覚めて思い返してそう思いました。)
それは・・・・大きい方の機械には父がいるのです。
わたしは小さい方の機械。
でも私は仕事をしていると言うよりむしろ後ろから 父を見ていると言った感じでした。
そして・・・・・・
あああ!!!
その瞬間わたしは「やっちゃった!!!」と目を 覆いました。
父の両手がプレスの機械に挟まれているのです。
そして目がさめました・・・・・・・・。
私は縁起の悪い夢なので父に言うべきか迷いました
そして夢から2日たった朝のこと・・・・
「父さん・・・俺、ちょっと前に変な夢みたんだ・・・。」
そこには兄も母もいました。
私は見た夢を父に話しました。
「心配すんな、わかったよ。」
真剣には受けていないようでした。
でもどうしても気がかりだったのです。
何度思い返しても、なぜ父が大きい方の機械で?
父に話してから2日過ぎました。なにもない・・・・。
やはりただの夢だったか・・・。
わたしは父に話してから毎朝気をつけるように声を かけていました。
そして3日目・・・・私はいつものように声をかけ 学校に行きました。
・・・・・夜19:00ごろ帰宅しました。
あれ?いつもなら工場の明かりがついてるのに??
そして玄関に入った瞬間・・・・ん?
なんだ、この線香のにおいは???
すると兄が
「落ち着いて聞けよ」
  瞬間、私は父が亡くなったのかと思いました。
兄は「親父が指を落とした・・・・」
そして母が「お父さんやっちゃった・・・・。」
私は父のようたいよりも先ずあの夢が頭をよぎりました。
私は母に「どっちだ!」 と聞きました。
「両方の指よ・・・」母は泣きながら応えたが、
「そうじゃない!どっちの機械だ!」
そして母は・・・・「大きい方よ・・・」と言った。
私は目の前が真っ白になった・・・・。
そして涙があふれてきた・・・・。
病院へ見舞いに行くと父はICUにいた。
両腕は包帯に包まれ、吊るされていた。
麻酔は覚めていた。
「・・・・・お前じゃなくてよかった・・・・・。」
父は私の顔を見てそういった。
退院してから事情を聞くと
仕事先から連絡があって急にやらなければいけなくなったとのことでした。
それから数ヶ月・・・・
指は両方の薬指、小指がなく、中指はついているだけであったがまた仕事を再開して いた。
そして・・・・
また夢を見た・・・・・。
今度は小さい方で父が機械に頭をぶつけ血を流して いる夢だった。
私は迷わず、その朝父へ話した。
前のこともあり、母は父に
「お父さん、この子の言うこと聞いて頂戴。」
「そうだな・・・・・気をつけるよ・・・」
これで大丈夫か。
しかし、3日後・・・・
帰宅すると親父が頭にガーゼをあてていた。
まさか!!
「父さん、まさか・・・・」
「ああ、お前の言う通りだった・・・・」
幸いたいした怪我ではない。
母は 「もうこの仕事やめて頂戴・・・それにもうその指じゃ無理よ・・・」 と いった。
今では、築地の会社に勤めています。
その後、私自身大きな事件は起こっていません。
いったいなんだったのでしょう??
あの夢は8年過ぎたいまでも鮮明に覚えています。