当研究所の所長
ねこ(ESP)です。

 この研究所は、普通の人が訓練によって得られる超能力について研究する目的で設立されました。日常生活を送りながら、無理なく訓練できる方法を模索しています。

 みなさんの眠っている能力を目覚めさせるお手伝いができれば幸いです。

 1998/2/24

これまでの経緯

はじめに・・・ 事の起こり
トランプ占い
タロットカード
いろいろな占い
偽りの自我の崩壊
潜在意識の開発
霊視能力への挑戦
西洋魔術へ
その後の動き

はじめに・・・  事の起こり

 私が超能力に興味をもつキッカケとなったできごとは、小学生のときにたまたま見たテレビアニメでした。おそらく サザエさん(笑)だったと思うのですが、さだかではありません。そのアニメの内容は、普通のおばあさんが トランプ占いでもって火事の発生を予見するといったものでした。普通のおばあさんというのはつまり 占いおばばみたいなオカルト的な雰囲気をもった人物ではなく、近所のおばあさんといった風の容姿の 人でした。そのとき、私は単純に「トランプ占いで未来がわかるんだ。」とおもってしまいました。(^^;
 当時の私は、気が弱く優柔不断でした。物事を決めるのに数ある選択肢のなかから一つを選択する ことがなかなかできませんでした。というのは、選択した結果がどうなるのかが不安でしかたなかったのです。
 将来においてなにが起こるかを前もって知ることが出来れば、現段階において選択すべきことが わかるとそのとき単純に考えていたのですね。(^^;

トランプ占い

 小学生の頃、トランプ占いをはじめようと考え、まずは簡単なものからとお遊び様のトランプ占いの本を買いました。
 この本に書かれていた占いは、トランプの1人用ゲームと同じでした。占える内容があらかじめ決められていて、ゲームの結果で判断する(どのマークが多く完成したらどうだこうだ)というものでした。とりあえず一通りやりましたが・・・。当然占いの結果そのものも信頼性のおけるようなものではなくあくまでも遊びといったものでした。私が目的としていた、未来を予知する方法にはほど遠いものでした。
 そこで、もっとレベルの高いものを本屋をあさり、ちょっと難しそうなものを買いました。この本にはトランプのカードそれぞれに意味をもたせ、カードを置く位置に応じて解釈していくもので、まあスタンダードなものでしたでしょう。占える内容に制限がないのは気に入りましたが、カードに正位置と逆位置があり、どちらから見ても同じのカードには、印をつけて判断するように書かれていて、それがどうもなじめませんでした。
 また、マークと数字のみからなるカードの意味をカードを関連づけて覚えたりイメージするのが難しく、うまく占うことが出来ませんでした。ただ一つ気に入った占いが、「過去・現在・未来」というもので、過去・現在・未来それぞれに一枚ずつカードを割り当て、占いたい内容についての過去〜未来への流れを占うものでした。

 この「過去・現在・未来」は、後々高校時代までやってました。日記がわりに、毎晩明日の出来事を占うかたちで占い、ノートに記録していました。後日そのノートを読み返してみますと、ほとんどその内容に思い当たることがありました。なかなかバカにはできません。ただ、予言書のごとく内容は不明瞭で事前には理解できず如何様にも解釈できそうなので、後知恵かも知れませんが。
 残念ながら現在そのノートは行方不明になっており、捜査中です。
 
 トランプ占いについては、カードの意味をイメージするのに手間取りどうも効果をあげられないと判断し、次によりカードの内容をイメージしやすいのではないかと考えたタロットカードへと移行していくことになりました。

タロットカード

 小学校の5年生か6年生ぐらいのときにはじめてタロットカードを買いました。本屋に売られていたものを無造作に選んで買ったと思います。
しばらくはそれを使っていたのですが、小アルカナがイメージしづらいため別のカードを探しました。
 「魔女の家のタロット」という絵が現代的で写実的な綺麗なカードを見つけたのでこれに代えましたが、いざ使ってみるとイメージが取り難く苦労しました。
 その後、高校1年のときに友達にタロットを知っている人がいて、彼女にタロットの本を借りました。その本で紹介されていたカードがウェイト版(またはライダー版)と呼ばれるカードで、非常によさそうだったので、早速購入しました。また借りてた本も非常によかったので古本屋で見つけ買いました。実際に使ってみるとイメージが沸きやすく使いやすかったです。
不思議なことに少し評判になり、何人かから占いの依頼があったりしました。

いろいろな占い

 高校時代、ノストラダムス関係の本を読んでいたら、ノストラダムスが占星術や姓名判断(どのように占うのか知りませんが)など複数の占いを使って総合的に未来を予知したとの記述を発見しました。ならば、ということで私もいろいろな占いに手を出してみようと思いました。姓名判断、四柱推命、 三元奇問遁甲、算命占星術、西洋占星術、易経などをかじりました。本当にかじった程度で考え方がわかった程度でしたが・・・

偽りの自我の崩壊

 高校2年のときです。それまでの私は物事の価値観を、外の人の価値観で形成してました。尊敬する人や気に入った人の持っている価値観を取り入れて、生きてきたように思います。内容的にはかなり禁欲的なくそまじめな感じの価値観だったようです。思春期の例に漏れず、恋愛問題が生じ、自分の価値観に背く様な、友人への裏切り行為や姑息な手段などを使ったりして結果、自分の価値観に苦しめられることになりました。
 自分の様な汚い人間は生きている価値などないと、自分自身の価値観(というよりももう人格と言っていいかもしれません)に四六時中責められ続けました。いろんな人の価値観を取り入れたためか、それぞれの価値観が人格を持ち計7名の人格を持った存在が自分の中に現れてきました。そのそれぞれがそれぞれの考え方でもって私を責め始めたのです。
あまりに責められるため疲れ果てて自殺まで追い込まれそうになりました。
 そんなある日、いつもよく行く本屋をふと覗いた時、一冊の本が輝いていました。それは、加藤諦三氏の「自信」という本でした。以前からこの本があることは知っていましたが、当時高校生の私にとっては、中年のサラリーマンが読む本(知的生き方文庫のシリーズでした)と思って馬鹿にしていました。私の視力は裸眼で0.3。眼鏡を持ってはいましたが普段はつけていませんでした。このときも眼鏡をつけてはおらず、普通なら私の目では読めない距離にあった本で、実際他の本のタイトルはまったく読めていなかったのです。その本のタイトルだけは、くっきりと鮮明に見えたのです。この不思議な経験から、この本を読もうと思い購入して読みふけりました。この本で私のこころにヒットしたのは、外から与えられた価値観に振り回されず、自分で自分の価値観を作っていいんだという内容でした。目からうろこです。今までのはいったいなんだったんだという具合に憑き物が落ちたように気持ちが軽くなり、自分を取り巻いていた7人の人格をさくっと追い出せました。世の中とはこんなにも輝きに満ちていたのかと認識した瞬間でもありました。
 人は気持ちの持つところによって、同じ状況でもこんなにも世界の見え方が異なるんだということを学び、潜在意識にというものに興味を持ちました。しばらくはこの知的生き方文庫のシリーズを読み漁りました。

潜在意識の開発

 知的生き方文庫のシリーズを読むなかで、「自己暗示」によって自信をつける方法や、潜在意識を使ってひらめきを得る方法などを学びました。
多くの共通している部分は、リラックスして脳波をα波にして潜在意識に暗示をかけるといったものでした。実際に試してみて効果を確認したためより興味が深くなりました。
 そうこうしているうちに、また本屋で同様な不思議体験をしました。今度は、能力開発研究所の所長 志賀一雅氏の「未来予知力」(カッパブックス)が輝いていました。これはまた呼ばれたなと思いさっそく購入しました。これもまた以前から知っていた本ですが、当時超能力に対して私自身は否定的でしたので、これもまた馬鹿にして読む気などさらさらなかったのです。読んでみると、リラックスして脳波をα波にして潜在意識に暗示を・・・私が今までやってきたことと同じ様なことが書かれていたので、また実際に試して効果も確認していたので、これも本当かもしれないと思い本に書かれている訓練を始めました。ホセシルバという人がはじめたシルバマインドコントロール(現在では、シルバ・メソッドと呼ぶらしい)を使って脳波をα波にして自己暗示をかけていく方法で、予知した情報をメンタルスクリーンと呼ばれる1メートルぐらい先にイメージしたスクリーンに映し出すというものでした。
 ある日のこと、授業中に予知能力の訓練をしていたとき、(授業を聞きながらノートもとりながらリラクゼーションを行いつつ、メンタルスクリーンをイメージしていました。いま思えばよくそんなことができたなあと思います。)より具体的に知るために予知を範囲を絞りました。次の休み時間に起こることを予知するように自分の潜在意識に言い聞かせ暗示にかけました。授業も終わろうとするころ(訓練をはじめてからおよそ50分後)、顔見知りの後輩が階段から降りてくるシーンが一瞬だけメンタルスクリーンに浮かびました。あまりにも喉が渇いていたため(訓練が50分にも及んだせいか異常に喉が渇きました)授業終了後すぐに廊下にあるウォータークーラーに向かいました。そこで水を飲んでいるといつもよく出会ってよくおしゃべりする後輩に出会いました。そしていつものようにおしゃべりをして、休み時間がおわりに近づくにつれて後輩は1つ上の階の教室なので階段の踊り場でおしゃべりしていました。そこへメンタルスクリーンに映った後輩が階段から降りてきたのです。このとき、未来予知力は存在して開発できるものだと確信しました。
 私のへんな癖で、未来予知力を確信すると、極めるよりも前に次に関心が移ってしまいました。もしかしたらいままで懐疑的だった超能力も実際に存在して開発できるものかも?!そう思ったら超能力開発関係の本を買いあさっていました。念力や透視などいろいろ試していましたが、まあ・・・念力についてはさいころで実験し、偶然的中率よりもましかな・・・とか、伏せたトランプの内容を当てる透視実験でも偶然的中率よりは上かな・・・といった感じで多少の効果は確信できましたが、まだ納得いくところまではできませんでした。さいころについては、以前の私は気が弱いせいかゲームなどで出て欲しくない目が出てしまうといった状態だったのですが、(シミュレーションウォーゲームをよくやっていたのですが、さいの目が5以外ならセーフのところで5を出すような状態で、ありえない大敗北をよくしていました)自己暗示などの訓練を併用するなかで、こいつにさいころをふらせるな!といわれるまでにさいころの目は私にとって都合よくでるようにはなっていました。なのでまあ、100%ではないにしろ、多少念力ってあるんだなあとは確信できました。
 その後、超能力を研究する超心理学という学問があることを知り、少しだけ勉強しました。高校卒業後の進路を決める段階で、超心理学へ進みたい気持ちがあったのですが、当時、日本では防衛大学でしか学べないっぽかったのであきらめました。自衛隊に入る気はなかったからです。
また、英語が極端に出来なかったので、留学など頭にありませんでした。

霊視能力への挑戦

 高校2年のとき、ふとした偶然から私の後輩の一人が霊視能力者であることがわかりました。彼女のことを理解するためと私自身の興味のため霊視能力の勉強をはじめした。
 本山博氏の「霊能力の秘法」という本を読み、ヨガで霊視や幽体離脱ができるとのことでやってみました。訓練の最初は体をやわらかくする方法で、動きのあるストレッチみたいなやつでした。私は異常に体が硬い(立位体前屈-16センチ)のですが、この訓練を三日やったら手のひらが地面に着くようになりました。いままでストレッチや柔軟体操をやっても効果がなかったのに・・・
 その次の訓練は、呼吸法。集中力を鍛える呼吸法で、鼻の穴を片方押さえて片方づつ5回呼吸するのを5セットというやつで、やっていると寝てしまい、また何回やったのかがすぐにわからなくなってしまって訓練になりませんでした。ここで訓練が先に行かずにそのままとなりました。
 仕方がないので別の方向からアプローチしてみました。霊関係の本を読んでいるとよく、幽体離脱した人の話が載っていました。それによると金縛りにあった後に幽体離脱をした人が多かったのです。そこで考えました。金縛りを引き起こせば幽体離脱は可能かも?金縛りは霊が引き起こすと考えられがちですが、もちろん霊による現象もあるとしながらも、私は金縛りは体が寝ていて頭が起きているときに起こる現象だと考えました。このとき私は高校3年生になっていて友達の多くが金縛りにあったと話しているのを聞き、受験生が夜遅くまで勉強している状況が金縛りに会い易い状況だと推測しました。そして実験しました。毎晩よる遅く(午前3時ぐらい)まで猛烈に勉強し、その後間をおかずにすぐに寝るというのを毎日やってみました。三日目ぐらいでしょうか、めでたくはじめての金縛りにあいました。そして体から抜け出そうとしたのですが、なかなか果たせず、ついには力尽きて寝てしまいました。
 その後金縛りにあうごとに、体から抜け出そうとしたのですがこれはいまだに果たせていません。
 また、最近では「明晰夢」というものを知り、幽体離脱は明晰夢だとする説がありました。すべての幽体離脱現象を明晰夢とする説には異を唱えますが、似たような現象を引き起こせるのであればと明晰夢にも挑戦しましたが、これもまだ果たせていません。
 霊視能力の開発については現在進行中でいまだに実績はあげられていませんが、現在では、シュタイナーの「いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか」という本を元に修行を進めております。

西洋魔術へ

 大学1回生のある日、友人からの情報でこの本がいいらしいと聞きさっそく買って読んでみました。それが、W.E.バトラーの「魔法修行」。それまでは魔術というものをまったく知りませんでしたが、読んでみていままでやってきた精神修行に重なる点が多く見つかり、これもまた有効なのではないかと考え、西洋魔術の勉強をはじめました。
 「魔法修行」の中に逆瞑想というのがあり、その日一日の出来事を逆向きに思い出していくというものでした。それは、五感すべてを使って思い出すというものでした。修行を続けていくうち、思い出すためには覚えておく必要があるため、その日一日を過ごすなかで五感を記憶に留めるよう努めました。日常物事を考えている思考をも記憶する対象としました。そうすると、思考する自分を観察し記憶しようとする自分の存在に気づきました。
日常的に考えたり感情を持ったりしている自分を本当の自分が静かに観察しているという状態になりました。また観察が鋭くなっていくと、周りのことまでもはっきりと見えたり聞こえたりするようになり記憶にもしっかりと残るようになりました。喫茶店などで他の席にいる人たちの話声とか内容までもがはっきりと聞き取れるような状態になりました。
 しばらくすると訓練に疲れてしまい、止めてしまいました。すると状態も徐々に元に戻ってしまいました。その後なんどか訓練を再開しようと思ったのですが、結構しんどくいまだに果たせていません。

その後の動き

 大学卒業後の進路を考えたとき、超能力開発や西洋魔術で生きていく方法が見当たらなかったので、普通にサラリーマンになりました。
そして十数年くすぶることになります。
 そんなとき、アニマルコミュニケーションに出会います。TV「志村どうぶつ園」で動物と話が出来る人が出演していて、ふーんと思っていたのですが、インターネットで調べてみると、たくさんのアニマルコミュニケーターさんがいらっしゃって、また訓練で誰でもできるようだったのでさっそく勉強をはじめました。また、多くのアニマルコミュニケータさんがレイキもやっていることを知り、これも出来そうだと考えレイキも習ってみることにしました。アニマルコミュニケーターやレイキを仕事にされている方がいらっしゃったので、これで生きていくのはどうか?と考えています。動機がもうひとつ熱くないのですが、自分的には運勢の流れが今この方向へ導いているように強く感じています。